特定非営利活動法人 イージェイネット(Ejnet)

医療業界の就労環境改善や、適正な人材評価が行われるための仕組みづくりをお手伝いします。

Ejnetメルマガバックナンバー・第26号

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◆◇NPO法人イージェイネット メールマガジン第26号◇◆ 
「時代をリードする医療人が働きやすい病院の作り方、お教えします」 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/1/30 ━━━ 

◆◇━━━━━━━━◆◇◆今月のニュース◆◇◆━━━━━━━━━◆◇ 
〔1〕◆イージェイネット代表理事 瀧野 敏子より新年のご挨拶◆
〔2〕☆★イージェイネット新春特別企画★☆
  『女性医師の就労継続支援のための北関東私立医科大学合同調査報告』 
   (2009年3月1日~2011年5月30日実施)
  ◆帝京大学医学部衛生学公衆衛生学教室 講師
   帝京大学公衆衛生大学院 准教授      野村 恭子 氏
〔3〕イベント案内
 ①北海道女性医師の会/これからのキャリアを語る医師と学生の会
 『憧れから実現へ~医師のロールモデルから学ぼう』
 ②栃木県病院協会病院管理研修会
 『女性医師が定着しやすい病院とは
          ~医師不足時代の新たな戦力創出に向けて~』
  ③福井大学医学部附属病院臨床教育研修センター
   『平成23年度女子医学生、研修医などをサポートするための会』
〔4〕イージェイネット事務局からのお知らせ
  働きやすい病院評価事業(ホスピレート)説明会(2~3月)など
〔5〕メルマガ事務局より編集後記

◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇ 
〔1〕◆イージェイネット代表理事 瀧野 敏子より新年のご挨拶◆

 2012年の日本列島は、厳しい寒気に包まれて年明けを迎えました。
昨年の地震・原発事故の被害もまだ収束しない中、日本経済は追い打ちを
かけるように歴史的円高、TPPなど激動する外部環境変化に翻弄されて
いますが、皆様方におかれましては医療人として、それぞれの状況下に最
善を尽くして立ち向かっておられることと存じます。
 イージェイネットは、このような国難に見舞われた日本国の最重要イン
フラである医療と医療人、特に女性医師を今年もしっかりと支えていく覚
悟を決めています。内部体制では、新理事に気鋭の太田寛、野村恭子両先
生をお迎えしました。新体制下で今年は、従来の働きやすい病院評価事業
(ホスピレート)のほか、イクメンドクター座談会や、医師のキャリアパ
スでも新たな切り口で話題を提供しSocialInnovationをはかります。次世
代の医学生、研修医、レジデントの男女医師・医療人のニーズにあった活
動を展開していきます。
 それらの活動のために財務体質および事務局機能の強化をはかります。
現在、事務局は3人体制で、毎日モチベーションを高く維持して仕事をし
ています。
 これからも医師・女性医師が豊かな医療の担い手になるために努力して
まいりますので、引き続きご支援ご指導をお願いいたします。                   
                   2012年1月吉日
                    NPO法人 イージェイネット
                                  代表理事  瀧野 敏子
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〔2〕☆★イージェイネット新春特別企画★☆ 
 『女性医師の就労継続支援のための北関東私立医科大学合同調査報告』 
   (2009年3月1日~2011年5月30日実施)
  ◆帝京大学医学部衛生学公衆衛生学教室 講師
   帝京大学公衆衛生大学院 准教授       野村 恭子 氏

 イージェイネット会員の皆様、こんにちは。
この度文部科学省の採択研究として医師不足時代の女性医師就労支援調査を
北関東にある私立医科大学14校の同窓会を対象に2年間に渡って行いました
のでご報告させていただきます。現在、我が国は深刻な医師不足に直面して
おり、女性医師の社会活用は医療界全体の課題です。
【調査概要】 
《調査期間》
 平成21年6月1日~平成23年5月31日
《対象と方法》
 北関東地域にある私立医科大学18校の同窓会に女性医師就労支援のアンケ
 ート合同調査の企画を提案、各大学同窓会の理事会の承認を経て、14校が
 調査に参加した。私立医科大学14校の同窓会に所属する全女性医師10663
 名に調査協力依頼を行い、調査に同意を得た女性医師2045名に自記式質問
 票を配布した。この内、調査票に回答し返送した1694名が解析対象集団で
 ある(回収率83%)。
●対象校14校一覧(調査順)
 帝京大学
 自治医科大学
 聖マリアンナ医科大学
 日本大学
 慶応義塾大学
 杏林大学
 北里大学
 東京医科大学
 順天堂大学
 岩手医科大学
 日本医科大学
 東邦大学
 東海大学
 昭和大学
■今回の調査では次のことがわかりました。
《今回新たにわかったこと》
①年代別就労率でみると女性医師は一般女性よりも高く就労している
 ⇒一般女性の就労率はM字を描くが、女性医師ではM字は描かない。
② 性別のために有給ポスト獲得・昇進人事・終身雇用の機会を得られな
 かったと感じる経験はありましたか?という問いに対し、「あった」
 と回答した割合は女性で20%である一方で男性では3%であった。
③ 「医学部で女性は教授になりにくい」など男女の就労格差に対する認
 識を尋ねたところ女性における認識は男性よりも高かった。一方で
 「職場が女性医師が働きやすいように積極的に改善の取り組みをおこ
 なっているか」について認識を尋ねたところ、男性では肯定的に、女
 性では男性よりも認識が低かった。
④ 職位や就労形態(終身雇用の割合)において女性よりも男性のほうが
 職位が高く、終身雇用の割合が高かった。
⑤ 労働時間が長いと妊娠の異常の割合が多くなることが明らかとなった。
⑥ 産前産後休暇の取得について労働基準法に抵触している割合がかなり
 ある。
⑦ 生理時に鎮痛薬を服薬している割合は半数以上であった。にもかかわ
 らず生理休暇取得率は0%。これは2010年医療労働連合による看護職を
 対象とした調査の12%と大きくかい離
 ⇒同じ医療職でも女性医師の労働衛生対策はかなり遅れている。
⑧ 女性医師の結婚と妊娠のタイミングを尋ねたところ、多くの女性医
 師が学会認定・専門医取得後に妊娠するのがベストであると考えている。
 ⇒結局現行では育児支援が十分でないため子供を産む前に専門医資格を
   とっておくことを多くの女性医師が考えている。
↓本調査は 結果はここからご覧いただけます。
【今までの国内外の調査で分かっていること】
① 女性医師は結婚、出産を契機に7割が離職してしまう。
② 一度離職すると常勤に復職する割合は3割である。
③ 研修医調査で女性は男性に比べて自分の臨床知識・技能に自信が低い。
④ 修練が必要な時期にすでに家庭や私生活に関心が高い。
⑤ 欧米でも女性が男性に比べて自己の能力を低く見積もっておりその背
 景には医療界における就労格差(収入や職位、裁量権などが女性で男性
 より低いあるいはセクハラなどをうけやすい)があり、ガラスの天井に
 頭をぶつけると就労モチベーションが低くなる。
以上です。
◆医師不足時代の女性医師の就労を考えるHPを作りました。
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〔3〕イベント案内

①北海道女性医師の会 
 これからのキャリアを語る医師と学生の会
 『憧れから実現へ~医師のロールモデルから学ぼう』
 医学生、研修医は将来に対する疑問、不安、悩みを話し合う場が少なく、
将来どのように働くかイメージしにくいのではないでしょうか?医師との率
直な対話を通して、自分たちのキャリアについて考えてみませんか?
日時:2012年2月18日(土) 14:00~17:00
場所:北大医学部学友会館特別会議室
参加予定人数:80名(医学生・医師、医療関係者等々、男女問わず)
参加費:学生無料、医師1000円
【内容】
1.14:00 <学生代表挨拶>
 半田和香子(札幌医科大学 医学部4年)
 柴田 美音(北海道大学 医学部2年)
2.14:05~ <パネルディスカッション>
 赤坂 憲 先生(札幌医科大学 臨床研修センター 特任助教)
 谷野 美智枝 先生(北海道大学分子細胞病理学分野 助教)
 清水 薫子 先生(北海道大学病院女性医師等就労支援事業事務局 )
 菅野 彩 先生(釧路市立総合病院 脳神経外科医員)
3.16:00~ <特別講演>
 別役 智子 先生(慶應義塾大学病院呼吸器内科 教授)
●当日のプログラムです。
【主催】北海道女性医師の会
  札幌医大キャリアフォーラム実行委員会(代表:半田和香子 医学部4年)
  北大キャリアシンポジアム実行委員会(代表 柴田美香 医学部2年)
【共催】北海道医師会 日本女医会 札幌医科大学 北海道大学医学研究科
  至誠会(日本女医会)
 問い合わせ先:北海道女性医師の会: http://www.hmwa.jp/ 
 事務局 FAX 011-611-2180
 担当:永石歓和(札幌医科大学解剖学第2講座)
   長井桂(北海道大学第1内科)
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②栃木県病院協会病院管理研修会
【特別講演】
『女性医師が定着しやすい病院とは
             ~医師不足時代の新たな戦力創出に向けて~』
〔講師〕 帝京大学公衆衛生大学院 准教授
     帝京大学医学部衛生学公衆衛生学教室 講師 野村 恭子
~医師不足時代の切り札として女性医師を活用する利点を根拠に基づき列挙
し、講演者が解析を行った研修医調査(厚生労働省研究)や私立医科大学14
校の合同調査(文部科学省研究)から女性医師の就労に関し明らかになった
問題点を挙げ女性医師問題の対策には何が必要なのか解説する。
後半では女性医師を新しい戦力として捉え、女性医師が定着しやすい病院創
りを提案する。具体的には妊娠・出産・育児といった女性のライフイベント
と就労の両立の支援策として育児支援の在り方と短時間正職員制度導入・複
数主治医制を提案する。院内保育施設は経済的な面から導入が困難な場合が
多く、シッター制度や一時保育などソフトな面での支援を提案する。
短時間正職員・複数主治医制度導入に関しては実際に制度を導入した病院4
例(うち、国立大学病院2例、都立病院1例を含む)における取組事例を紹介
する。また労働安全衛生面からの就労対策ポイント、労働基準法、育児介護
休業法、男女雇用機会均等法など関連法規についても触れる。~
日 時:平成24年2月4日(土)14時00分~16時00分
会 場:ホテル東日本宇都宮2階『福寿』
    (宇都宮市上大曽町492-1)
電 話:028-643-5555
主 催: 栃木県病院協会
後 援:栃木県医師会/栃木県女性医師支援センター/自治医科大学女性
    医師支援センター/獨協医科大学女性医師支援センター
【参加費】無料
【参加資格】医師、看護師、事務職員などの医療従事者
【問合せ先】栃木県病院協会事務局
〒320-8503 宇都宮市駒生町3337-1(とちぎ健康の森4階)
電話:028-622-2555 FAX:028-624-5988
【申込み】本紙に必要事項をご記入の上、FAX又は郵送でお申し込み下さい。
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③福井大学医学部附属病院臨床教育研修センター
『平成23年度女子医学生、研修医などをサポートするための会』     
               司会:福井県済生会病院  里見 裕之
【プログラム】
1.開 会
2.挨 拶:福井県医師会長  大中 正光
3.講 演(パネルディスカッション)
 「福井でこそ、良医になれる、後輩(子)育ては育自に役立つ」
 ① 男女を問わない医師のキャリアについて
                福井県済生会病院  細川 久美子
 ②子育て中の女性医師の実際      
                福井県済生会病院   河野 久美子
 ③イクメン男性医師より一言    
               福井大学医学部附属病院  林 寛之
 ④一小児科医の経験と思い  
               福井大学医学部附属病院  畑 郁江
4.質疑・応答
【日時】平成24年2月7日(火)午後6時~午後8時 
【場所・主催】福井大学医学部附属病院臨床教育研修センター
【共催】日本医師会、福井県医師会、福井県女性医師支援センター
【お問い合わせ先】
    福井大学医学部附属病院臨床教育研修センター
    TEL:0776-61-8600 FAX:0776-61-8224
    メール:sotsugo@med.u-fukui.ac.jp                   
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〔4〕イージェイネット事務局からのお知らせ

①働きやすい病院評価事業(ホスピレート)説明会(2~3月)
*準備の都合上、3日前までにお申込ください。
【東京会場】
【日程】H24年2月            お休み
             3月30日(火) 午後1時~2時 
【場所】株式会社アポプラスステーション 会議室
    〒102-0071 東京都千代田区富士見二丁目7番2号
    ステージビルディング9F・10F
    JR飯田橋駅 東口/西口 徒歩3分
    東京メトロ 飯田橋駅 東西線 A4出口、有楽町線/
    南北線 B2a出口 徒歩2分
【大阪会場】
 説明会は2週間程度前までにお申し込いただければ、随時開催を致します。
 詳細は、事務局までお問い合わせください。
【場所】 株式会社アポプラスステーション 大阪支店 会議室
    〒541-0043
    大阪府大阪市中央区高麗橋四丁目3番7号 北ビル5階
    大阪市営地下鉄 御堂筋線 淀屋橋駅12番出口より徒歩2分
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②「働きやすい病院(ホスピレート)」認証更新について
「働きやすい病院(ホスピレート)」認証更新年にあたる病院管理者の皆様に
は、詳しい資料を送付させて頂いております。詳細等ご不明の点は、大阪本部
/評価事業部までお問合せください。
 事務局メールアドレス  ejnet@ejnet.jp

******<♪NPOイージェイネット メルマガ事務局より編集後記♪>******** 
 いつも皆様にはイージェイネットのメルマガをご拝読頂き、誠にありがとう
ございます。今年初めの1月配信(第26号)のメルマガはいかがだったでしょ
うか?新理事として北里大学の太田寛先生、帝京大学の野村恭子をお迎えし、
新春特別企画として野村先生に、北関東私立医科大学合同調査報告のご報告
を頂きました。結果はホームページにも詳しく掲載されていますので、ぜひ
ご一読頂きたいと思います。
また2月には栃木県病院協会の研修も講師として担当されていますので、こち
らもご興味ある方はぜひお出で下さい。
また北海道女性医師の会の遠藤香織先生からはイベント報告を頂きました。
北大および札幌医大のキャリアフォーラムの一環としての共同開催で、今回
は慶応大学の別役教授の特別講演もあるそうです。こちらもご都合のつく方
はぜひご参加ください!
当メルマガは、会員や読者による参加型の情報発信を目指しておりますので、
皆様からぜひ載せたい記事やご意見等ありましたら、ご遠慮なくお申し出下
さい。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(藤川) 
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◆◇━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━━◆◇ 
NPO法人イージェイネット  http://ejnet.jp/ 
(特定非営利活動法人 イージェイネット(女性医師のキャリア形成・維持
・向上をめざす会)) 
NPO法人イージェイネットブログも更新中!  
このメルマガに対し、ご意見・ご感想・ご質問がありましたらメルマガ担当 
の藤川までご連絡をお願いします。 
(お問い合わせ先  ejnet-office@umin.ac.jp  メルマガ担当藤川) 
◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇ 
*このメルマガはイージェイネット会員および当NPO活動にご賛同頂いている
皆様へ配信中です。宛先変更・配信停止は ejnet-office@umin.ac.jp までお
願いします。また本メールに返信はできませんのでご注意ください。 
*このメールマガジンの内容は、引用・転載していただいて構いません。
但し、その際は、記事内容の再編集や改ざんをすることなく、イージェイネ
ットのメールマガジンの記事であることを明記していただくことと、メルマ
ガ記事に寄稿者名がある場合は、その寄稿者名(執筆者名)を明記していた
だきますようお願いします。
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