特定非営利活動法人 イージェイネット(Ejnet)

医療業界の就労環境改善や、適正な人材評価が行われるための仕組みづくりをお手伝いします。

メルマガバックナンバー・第41号

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◆◇NPO法人イージェイネット メールマガジン第41号◇◆
「時代をリードする医療人が働きやすい病院の作り方、お教えします」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/4/30  ━━

◆◇━━━━━━━━◆◇◆今月のニュース◆◇◆━━━━━━━━━◆◇
〔1〕<<特別寄稿>>『 復興途上のいわき市から 』
       ◆いわき市保健所  所長     新家 利一 氏
〔2〕『 女性医師復職支援での協力体制について(前編)』
     ◆浜松医科大学医学部 産科婦人科講師 内田 季之  氏 
〔3〕イージェイネット事務局からのお知らせ
     *働きやすい病院評価事業(ホスピレート)説明会など
〔4〕メルマガ事務局より編集後記

◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇━━━━━━◆◇
〔1〕<<特別寄稿>>『 復興途上のいわき市から 』
 いわき市は平成23年3月の東日本大震災及び福島第一原発の事故により、
地震・津波・原発事故・風評被害を経験している人口約33,000人の中核市
です。全国の皆様方からの支援によりあの平成23年3月の危機を何とか乗り
越え、復興への歩みを進めております。
 本現在本市は自らが被災地であると同時に原発立地地域から多くの避難
者を受け入れております。最近の状況としては本市から3,547世帯7,727名
の市民が市外へ避難している一方で(平成25年3月25日現在)原発立地地
域を中心とした地域からの避難者は平成25年3月1日現在で23,901人に上り
ます。
 更に復興や除染、廃炉作業に従事するために多数の方々が全国から本市
に来ています。また県内の他地域に避難されている原発立地地域の住民の
中には気候風土も近いいわき市へ住みたいとの希望もあるようです。現在
のところ市内の賃貸住宅等はかなり不足気味であり、これが徐々に改善さ
れればさらに避難者の人口が増加する可能性があります。
 今まで原発事故による避難者が注目され、受入れ先のいわき市について
マスコミ等で取り上げられることは余りありませんでしたが、原発事故か
ら時間が経つに従い、受入れ先の本市において様々な影響が出ています。
短期間での人口増加に伴う道路の渋滞、スーパーや飲食店等の混雑あるい
は医療機関での待ち時間の増加など、以前に比べて市民生活が急に不自由
になった部分があります。
 避難者についてはこれまで報じられているとおり、慣れない仮設住宅や
借上げ住宅での生活を強いられ、職を失ったり、家族が離れ離れになって
いるなど、大きなストレスを受けています。現在、避難者への保健サービ
スの提供についてはいわき市、福島県そして関係自治体が必要に応じて協
議を行いながら進めておりますが、難しい課題も多い状況です。
 現在のいわき市内はなんとも不思議な地域になっています。次の大きな
一手が必要です。
↓いわき市のホームページです。
           ◆いわき市保健所 所長    新家 利一 氏
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〔2〕『 女性医師復職支援での協力体制について(前編) 』

 私が専門とする産婦人科では産婦人科医が逮捕された大野病院事件をき
っかけに危機状態に陥りましたが、学会、地方自治体の協力の下、環境・
待遇の改善により専攻医が増加し始めました。しかし、前期研修医の必修
研修診療科から外されたこともあり再び減少したこと、男女比では圧倒的
に女性が多いため産休となる女性が重なるとすぐに各医師の負担が増加す
る問題を抱えております。 
  女性医師支援に関する取り組みが各大学、病院でなされていると思いま
す。取り組みに関する講演、シンポジウムが多くなされていますが、これ
は現状ではうまくいっていない証拠であると考えています。いくつかの講
演を拝聴いたしましたが、「教授などその道で勝ち抜いた女性のお話」
「現在子育て中の女性医師のお話」「育児を手伝っている男性医師のお話」
「男女共同参画でワークシェアリング、男女均等についてのお話」「大学
内での女性医師支援の取り組みについてのお話」といったものに分けられ
ると思います。
 参加されているのはほとんどが女性医師支援に携わっている医師、事務
の方で大多数は他人事のように捉えているのではないでしょうか。講演の
内容も随分偏りがあり、違和感を覚えることもしばしばです。教授を目指
す女性医師が多く存在することは医療界にとってはよいこと、男女比から
いけば当然あるべき姿です。ただし、講演を聴くからだけではあまりにも
一般医師の現状から遠いお話であります。
 子育て中の女性医師の講演からは将来の明確な目標が全く見えてこない
お話もありました。育児を手伝う医師は「手伝ってあげている」という印
象が拭えず、大変な話ばかりで果たして本当にハッピーなのだろうかと疑
問に思いました。男女共同参画ではあまりにもお話が抽象的過ぎで、学問
的にまとめることは非常に大事であると思いますが特に医療従事者以外の
講演で現実問題を打破するには無理だと実感しました。
 大学での女性医師復職支援では金銭的支援、甘い条件での復職で産休医
師のモチベーションをむしろ低下させるのではないか、お金がないと女性
医師を復職させられないのではないかと疑問に思いました。役人になった
女性医師のお話がありましたが非常にレアケースで、座長やコメンテータ
ーには適していますがその方の半生を聴くというシンポジウムは主催者側
のセンスを疑いました。
 随分な誹謗をいたしましたが、確かにお話の中には参考となることも多
々あります。しかしながら所詮は女性医師支援に携わる一部の人間が聴い
ているだけです。この問題には医師を医学部に入れた両親、医学部併設大
学も女性医師教育に携わることが必要です。
 そして何よりも会社のトップである医学部教授をはじめ、病院の院長、
診療科科長の姿勢が女性医師の将来を左右します。大学であれば教授以下、
様々な立場の医師がいます。そして同じ女性医師でも未婚、既婚子供なし、
既婚子供ありと分けられそれぞれの意見は違います。既婚子供ありでも両
親が近くに住んでいるかどうかでも復職するにあたり状況が変わってきま
す。
 医学生の子供を持つ親には、娘であろうと嫁であろうと優秀な医師の家
族であるからには孫の育児に協力する義務があることをわからせる必要が
あります。特に男性医学生を持つ親に女性医師がお嫁入りした場合に「う
ちの大事な息子、孫の面倒を見ない鬼嫁」と思わせない教育をしなければ
いけません。(後編に続く)
◆浜松医科大学医学部附属病院 産婦人科講師 内田 季之 氏        
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〔3〕イージェイネット事務局からのお知らせ

*働きやすい病院評価・認証(ホスピレート)説明会
 東京と大阪にて、働きやすい病院評価・認証の説明会を
 事前予約制にて開催しております。
 説明会参加の旨をお申しでいただきましたら、
 随時、個別にて調整をさせていただきます。
 詳細は、イージェイネット事務局までお問い合わせください。
【東京会場】
    株式会社アポプラスステーション 会議室
    〒102-0071 東京都千代田区富士見二丁目7番2号
    ステージビルディング9FF
    JR飯田橋駅 東口/西口 徒歩3分
    東京メトロ 飯田橋駅 東西線 A4出口、有楽町線/
    南北線 B2a出口 徒歩2分
【大阪会場】
    株式会社アポプラスステーション 大阪支店 会議室
    〒541-0043
    大阪府大阪市中央区高麗橋四丁目3番7号 北ビル5階
    大阪市営地下鉄 御堂筋線 淀屋橋駅12番出口より徒歩2分

******<♪NPOイージェイネット メルマガ事務局より編集後記♪>*******
 4月配信(第41号)のメルマガはいかがだったでしょうか?
 本号では東日本大震災後の復興支援について当NPOでも何かできないかと
考え、いわき市保健所の新家先生にお願いして特別寄稿文をお送り頂きまし
た。受け入れ先のいわき市は急激な人口増加等で、元々の住民と新たに避難
されて来た方達同士での軋轢も生じているそうです。その他に内部被ばく等
への不安を抱える住民対応など(いわき市保健所には放射線健康管理センタ
ーも併設されています)、様々な慢性的な問題が今だ残っているようです。
当NPOでも何かできることはないかと現在検討していますが、また皆様から
も情報提供等がありましたらぜひお知らせください。
 浜松医科大学の内田先生からは熱いメッセージをお送り頂きました。現在
の女性医師支援の現状と本音をしっかりと書いて頂き、イージェイネットで
も貴重なご提言として受け止め、急きょ2か月間の連載とさせて頂きました。
後半は女性医師支援の具体的な提言等も頂いておりますが、読み応えのある
記事ですので、次号(後半編)もぜひお目通し下さい~!(女性医師が子育
て等と両立して働き続けるためには、やはり家族の協力が必須ですね…)
 当メルマガは、会員や読者による参加型の情報発信を目指しております。
皆様からぜひ載せたい記事やご意見等ありましたら、ご遠慮なくお申し出下
さい。今年もどうぞよろしくお願いいたします!!(藤川)
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 NPO法人イージェイネット  http://ejnet.jp/ 
(特定非営利活動法人 イージェイネット(女性医師のキャリア形成・
 維持・向上をめざす会)) 
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 担当の藤川までご連絡をお願いします。 
(お問い合わせ先  ejnet-office@umin.ac.jp  メルマガ担当藤川) 
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